SDカードスロットって…正直もういらなくない? 〈新型MacBook Pro〉




「SDカードスロット」は本当に必要かという話。


FDDが徐々に搭載されなくなっていったことに始まり、規格が出てきては消えていくパソコン業界ですが、いまだにデジタルガジェットの最前線に位置する以上は仕方のないことかもしれません。
今回の新型マックproでは様々なインターフェースがオミットされました。
そして案の定、SDカードスロットの廃止についても怨嗟の声が聞こえてきています。


でもね、個人的にこれはなくなってもよかったんじゃない?って思うんですよ。

それは何故か。



色々あるんですが、大きな理由のひとつはその性質
SDカードスロットってそんなに使います?




私の身の回りにあるもので使っているのはAndroidスマホとデジカメくらい。
このふたつには端末にUSB端子がついているのでわざわざカードを取り出すことはほぼないです。
全てというわけじゃないですが、SDカードを使用するガジェットって大抵そのままパソコンに接続できるんですよね。


特に古いAndroidなんかだと、電池の横にカードスロットがあったりして取り外しも面倒です。


例えば2010年発売の初代Xperia(SO-01B)ではまず電源を切り、それから裏蓋と電池を外したうえでやっとmicro SDが取り外すことができました。
こんな苦労するくらいなら充電がてらそのままPCにつなげばいいわけで。


そういうわけで、第一の問題はSD使用機器の多くがスロットを必要としていないこと。







二つ目はSDの種類についてです。
そもそもSDカードといってもフルサイズのSDXC,小型のmini SD,最小サイズのmicro SDの3種類があります。
このうちmini SDはあまり見なくなりましたが、二つはバリバリ現役。
SDXCは3DSやデジカメが代表的ですが、現在最も普及しているのはmicro SDかと思います。


そしてmicro SDはカードリーダーに挿す時にそのままでは入りません。
フルサイズのSDカード型変換アダプターを使わなければならないのです。


これはパソコン側のカードスロットほぼ全てがSDXC用であるため。
大は小を兼ねるからですね。


つまり、現在一番普及しているmicro SDをパソコンで使おうと思っても、変換アダプターを持ち歩かなければならないのです。
これならマックpro用のUSB/SDアダプターを持ち歩くのと大差がありません。







第三に、ほとんどのApple製品でSDカードが使われていないこと。
ご存知のように、iPhoneをはじめとするApple製品のほとんどでは外部ストレージが使用できません。
なので、マックをApple製品の母艦として使用する場合にはカードスロットは無用の長物ということになります。


こればかりは人によるんですが、少なくとも狂信的なApple信者にとってSDカードスロットは「マックの左に空いてる余計なスジ」に過ぎないということです。


私自身はとくに信者というわけではありませんけども、ほとんど使用しない現況はうえで説明した通り。
何年も前からAppleはこういった規格を締め出しているような動きがあり、その意味で今回の廃止は粛々と目的を遂行しているだけかもしれません。







以上、いかにSDカードスロットが必要ないかを書いてきたわけですが、私自身も完全に納得しているわけではありません。
マック使用者の中には大勢プロフェッショナルな方々がいるわけで、今回のスロット廃止はがっかりした方も多いのではないでしょうか。


使い慣れた機械をこんなことが原因で更新しにくくなったりすると、Appleの方針はうーん…と思ってしまいますよね。


私がこれまでで一番ショックだったのはCD/DVDドライブがオミットされた時かなあ…。

今でもバリバリCDで音楽を聞き、DVDで映画を観ている人間なもので(汗)

コメント

人気の投稿