「ニンテンドースイッチ」は当然タッチパネルを搭載している!…と思う
発表されるや否や、大きな議論を呼んだニンテンドースイッチ(以下スイッチ)。
その特異な外見と、据置型ゲーム機と携帯機の中間のようなコンセプトには(リーク通りとはいえ)誰もが驚きました。
一方で現時点で判明している事柄は実際のところほとんどありません。
我々が知り得るのは公式トレーラーから窺えるデザインぐらいなものです。
リークによると価格が27,000円だったり33,000円と言われていたり、「マリオギャラクシー3」と「マリオサンシャインHD」が出るなんて噂があったり。
正直、審議が定かでないウワサは多すぎて何を信じていいのかわからない…。
ただこのウワサ、ひとつ気になることがあるんです。
それは一部メディアにおいてタッチパネルは非搭載だと言われている点。
他の噂では10点マルチタッチ対応と言われていますが、私は十中八九搭載が正解だと思いますね。
今回はスイッチが「当然タッチパネルを搭載しているであろう」と私の考えている理由を、その根拠に基づきご紹介します。
根拠その1 3DSとWii U
これまで任天堂はボタンだけの操作から抜け出そうと努力してきました。直接の契機はDSとWiiの世代からでしたがその試みは後継機に受け継がれていましたね。そうです。3DSとWii Uの二つはどちらもタッチパネルを搭載しています。
その後継機種たるスイッチが搭載していないというのは果たして考えられることでしょうか?
私はそうは思いません。
2世代にわたる「直観的な操作ができる」ゲームを製作したことで、そのノウハウはかなりのものなハズ。
それを次世代でいきなり捨てるというのは、どう考えても非合理的です。
根拠その2 本体形状
やはり最大の根拠はその形でしょう。一目見てタブレットを連想するスイッチ本体は、明らかにタッチ操作におあつらえ向きです。
スマホやタブレットに日ごろ親しんでいる我々の誰がこの形状でタッチ非対応だと思えるでしょうか。
ここまで世界中がタッチ操作に慣れている状況において、これを無視するというのは考えにくいことです。
また、Wii Uゲームパッドの後継と言われてすんなり納得できるデザインでもあります。
現時点ではWii Uとの互換性はないとされています。…が、ここまで形が似通っていて後継機だけタッチできない、なんてことはしないのではと個人的には思います。
根拠その3 任天堂の秘密主義
Wii U発表前、かなりスペックを誇張した各種リークと称するものや噂の類が出回っていました。これで任天堂はかなり痛い目を見たんじゃないかと。
任天堂はこれらを肯定しないまでも割と放置していて(取り締まったからどうなるという話ではないんですが)、結果的にWii Uが相当なモンスターマシンと思われてしまいました。
確かに性能自体はPS3やXbox360よりは高かったんでしょうけども、マルチタイトルでリリースされるゲームにそこまでの違いはありませんでした。
ただでさえも悪意あるネットメディアが氾濫している時代。
今回はたとえタッチ操作に対応していたとしても(そして他の驚くべき機能が搭載されていたとしても)発売まで極力明かさない方針にしたのではないかと考えてしまいます。
期待を煽ってがっかりさせるよりも、多少がっかりさせておいて発売後に見直してもらう方がいいですしね。
実際、最近の任天堂は株価の操作等でかなり似た戦法を駆使しています。
根拠その4 DeNAやAppleとの提携
任天堂が2つの会社と提携すると発表したときには驚かされたものですが、ご存知のとおり両社ともスマートフォンを主軸にしている会社です。「栄光ある孤立」を破ってまで、2社と提携することを決断した意味を勘ぐるのが自然なことではないでしょうか。
まさか「マリオラン」をApp Storeでリリースするだけのためとは到底思えません。
スイッチがスマホのようにタッチパネルを搭載していたら、かなり意味がある関係に見えてきます。
ここからは完全な妄想ですが、例えばApp Storeとの連携。
スイッチからアクセスできるようにして、任天堂が承認したゲームアプリだけとかにすれば安全性も確保できます。
現在のCSハードにおけるダウンロード専売形式から一歩進めたような形ですね。
Appleは任天堂からマリオランなどの優良タイトルを継続的にリリースしてもらうことができ、任天堂側からすれば現在のWii Uのような「ソフト日照り」を回避することができます。
まさにウィンウィンじゃありません?
ピピンアットマークで大失敗してるしありえないか…!? (;'∀')
反論:プレイスタイルの問題
実は私もタッチパネルが実は非搭載なんじゃないか?と思う節がないわけではありません。スイッチには3つのプレイスタイルが提案されていますよね。
家でラックに入れてテレビ画面に映すスタイル、コントローラーと合体させる携帯ゲーム機スタイル、コントローラーを分離して複数人で遊ぶスタイル。
この3つのうち2つのスタイルにおいてタッチ操作をおこなう姿が思い浮かばないんです。
ラックの形状がスイッチ本体の画面をすっぽり覆ってしまう方式になっておりまして、テレビ画面に映して遊ぶ方法ではタッチ操作はできないでしょう。
コントローラーを分離して複数人で遊ぶスタイルも厳しい。こちらは全く不可能というわけではないでしょうけど…。
映像を見るかぎり、画面部分は置いて使うことを想定しているのがわかります。
三人のうち一人がタブレットを操作し、二人がそれを覗き込んで遊ぶゲームというのは厳しいですね。
あったとしても極一部に限られるはずです。
はたから見るのを想像するだけでおかしいし。
結局タッチ操作で満足に遊べるのは携帯ゲーム機スタイルだけ。
となると、これだけのためにタッチパネルを付けるというのもなんだか無駄な気がしてきます。
反論の反論:じゃあただのモニタ?
ただ、タッチパネルは非搭載なんだ!と考えるとそれはそれで問題がありまして、真ん中はただの画面なのかという話。つまり非搭載説をとると、中心の画面部分はゲームカードが刺さるだけの、本当に何の変哲もないディスプレイということになります。
そんなものを今更任天堂が出してくるでしょうか?
まあこの中心がそもそもスイッチのハード本体なわけでして、あり得なくはないのですけどね。
薄さを確保しつつ据え置き型ゲーム機としての性能を積んでいる部分ですから、タッチパネルまでは無理だったという可能性もあります。
でも…でも傍から見たらホントにただの画面ですよ。
「全く新しい新製品」ではなく、せいぜいポータブルテレビ程度の雰囲気ですよ。
これではあまりに寂しすぎる。
というわけで、私はタッチパネルが当然搭載されていると固く信じて、発売日まで生きていこうと思います。
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